FC2ブログ
        

路上観察学会小倉支部 a File of the ROJOH KANSATSU

過保護なバス停

今回は、路上観察学会小倉支部 会員No.3 @lokipaoさんからのレポートをご紹介します。


実はこの2月から、会員No.3 @lokipaoさんの本業の方で担当する地域変更があり、若松区、戸畑市、八幡西区折尾周辺、中間市、直鞍を担当することになり、新たな地区を隅々まで歩くことでますます面白い物件に出会えているようです。それではさっそく会員No.3 @lokipaoさんからのレポートを観察しましょう。







路上観察学会小倉支部 No.3 @lokipaoです。まちを歩いていると2度見するようなものに出くわしませんか?路上観察の入り口です。


今日の物件は「過保護なバス停」です。採集地は中間市。
まずは次の写真をご覧ください。バスが来ても近寄れません。それよりも、まず第一にナゼこれがバス停だと分かったんでしょう。バス停標識すら付いていません。

s-15_08_52.jpg


実は左の方に小さくバス停が写っています。歩いているときに最初こちらのバス停に出会い、その後この物件に出会ったため、直感的に「元バス停」だと思いました。

s-15_09_47.jpg


よくある「臨時に移しています」ではありません。元バス停の周りにある黄色い車止めはがっちりと置かれています。
トマソン分類的には無用なんとかの世界ですね。でもいつかは撤去されるでしょう。そう考えると今出会えてよかったです。


<おまけ>
黄色の車止めが目に鮮やかですね。黄色は注意喚起の色で色々なもの使われます。珍しいところではガードレールが黄色いのをあちらこちらで見かけます。


s-15_46_15.jpg

中間市では水色のガードレールを発見しました。
夏の青々とした田に映える水色のガードレールを見たくなりました。でも目立つのかな?

s-154720.jpg






会員No.3 @lokipaoさんにとって、新たな地区で本業の方はもちろん、路上観察の対象物件も沢山の素晴らしい出会いがあることを祈っています。


船場町の裏路地を歩く

桜の花も残念ながらあっという間に散ってしまいましたが、暖かさが心地よい日が続き、まち歩きにはもってこいのシーズンがやってまいりました。

先ずは足慣らしに近場の船場町(せんばまち)をぶらぶらと散策してみましたが、早速そこでなにやら面白い物件をみつけました。旧ベスト電器の裏手にある大黒神社近くにあった、非常に、本当に非常に幅の狭いブロック塀です。

IMG_1173.jpg

もっと近づいて見てみましょう。
コンクリートブロック1つ半くらいしか幅がありませんが、駐車場の塀との段差は1m近くあります。すごく立派な基礎なのか擁壁なのか、隣のビルも駐車場と同じ高さになっているのが前の写真を見るとよくわかります。

IMG_1175.jpg

後ろの回ってみましょう。高さは4段分120cmくらいですが、このブロック塀に何の意味があるのでしょうか。下のコンクリート部分に上がれないようにしているのかとも考えましたが、それだとこのブロック塀以外のとこであればどこからでも登ることは可能です。

IMG_1176.jpg

あれこれと考えながらこの短いブロック塀を過ぎ、大黒神社横の路地に出てみると、このブロック塀のちょうど反対側にも不思議なブロック塀がありました。


IMG_1185.jpg


高さは5段、幅はわずか一枚だけです。正面から見てみましょう。

buriku.jpg


わずか一枚分の幅のブロック塀です。ビルの外壁には露出のパイプが通ってるので完全に潰せない、反対側には境界があるし、でも人が入り込んでくると困ったことになる。とにかく隣地との境をはっきりしていこうと言うことなんでしょうか。この塀は何とか理解できますが道路側のブロック塀は理解しがたい支部長でした。


不可解な思いを胸に、路地をどんどん進んで旧小倉ホテル南側の道路に出ようとしたら、また不思議な壁に遭遇しました。


IMG_1187.jpg


壁の一部に鉄平石が貼っています。鉄平石の上には「カステラ」状の出っ張りがあります。そのカステラの下部は鉄平石で角も化粧をしています。
ここに入口があったのかもしれません。昔は小料理屋かなにかの飲食店だったのでしょうか。思いは膨らみます。


IMG_1188.jpg


実は、この建物の不思議なところはこれだけではありません。


IMG_1189.jpg


鉄平石で化粧をした部分の上には小さな庇しかありませんが、たぶんこの下に桧皮葺の「粋」な庇があったのかもしれません。そしてこことは別にまた建物の横の部分に意味不明な庇があるのです。

現在は庇の上はエアコンの室外機置き場になっていますが、元々そうだったとは考えられません。
表に回ってみると・・・。


IMG_1191.jpg


この土地には様々な「境界」があるのかもしれません。何とも不思議な建物、そして不思議な界隈でした。



時候も良くなってきましたので、これからはまち歩きをして物件を探して、もう少し頻繁にブログの更新をしていきたいと思う支部長でございます。


その前にマンタクを取りに行かなくては・・・。



支部長といっしょに「リノベツアー」 リノベーションスクール@北九州

どうも、赤鞄です。
3月は皆さま色々とお忙しい時期かと思いますが、巷はイベント目白押しでございます。

実は明日、3月20日より4日間 「まちを使い倒す」をテーマに、まちを舞台にさまざまなイベントが繰り広げられる「リノベ祭り2014」が開催されます。
「リノベーションスクール@北九州」 ←こちらをチェック!

2013年夏のリノベスクールでも好評でございました「リノベツアー」。小倉のまちなかで実際に行われたリノベーション6物件を「まち歩き」しながら巡るツアーですが、またしても支部長が登場致します。
リノベーションスクールも今回で6回目、これまでの経緯やリノベーションがまちに与えた影響について、支部長の軽快トーク(ただし二日酔いの可能性あり)を交えながら「まちを見て感じる」ツアーです。

是非皆さまも一緒に、小倉のまちの現状を実際に見て感じませんか?路上観察の目玉も転がるにちがいありません。

リノベツアー



【日時】※1時間ちょっと程度です
3月21日(金)12:00~13:00、16:00~17:00
3月22日(土)12:00~13:00、16:00~17:00

【参加料】
おひとり様 1,000円

【集合場所】
まなびとESDステーション前(小倉北区魚町三丁目・中屋ビル地下)

【申込】
電話予約がベターです 093-541-0191(北九州まちづくり応援団㈱内)
当日参加もOKです

【ツアールート(予定)】
三木屋・メルカート・ポポラート・MIKAGE1881 ほか


4日間に行われるイベントはすべて参加型です。
参加してみたら、きっともっとまちが好きになるはずです。

「小倉拡張現実計画」開催のご報告

前回のブログで皆さまにご紹介しました「小倉拡張現実計画」が1月25日の午後に開催され、定員いっぱいの参加者で楽しい時間をすごすことができました。遅くなりましたがそのご報告をさせていただきます。

現実計画@チラシ

今回のワークショップ「小倉拡張現実計画」は、人々が持つ場所の記憶をアーカイブしてそして共有させるというのがテーマです。

なんだか難しいようなこのようなテーマでワークショップをやったという話は聞いたことがないし、多分今回が初めての取り組みだと思います。「路上観察学会小倉支部、やるなあ!」などと意気込んでいたのですが、支部長もファシリテーター役の梶原先生もかなりユルいタイプなので、内容が決まってからも赤鞄を色々とハラハラさせておりました。そして赤鞄の心配通り、前日の夜、支部長は夜の歓楽街の路上観察に熱中するあまり終電を逃すという失態をを引きずって会場入り、かたや久しぶりの小倉のまちの記憶がなかなか戻ってこない梶原先生も遅刻をしてしまい、そのうえ小倉最強の雨男が参加するので杞憂していた通りに午後から雨は降りだすわで、赤鞄は爆発寸前。

しかし定員25名満員御礼・続々と参加者が集まり少し怒りも収まったみたいです(ホッ)

梶原先生


梶原先生のレクチャーが始まりました。
博物館の学芸員の視点から、現在の博物館のはたらきとその展示についてのレクチャーをしていただきました。次に民俗学者として人間生活をどう分類していくかということをお聞きしました。
参加者は初めて聞くような話に興味津津です。


講義風景

続いて今回のキーワード「AR」のレクチャーです。ARとは英語の「Augmented Reality」の略で、日本語訳をすると「拡張現実」と言われるものです。人が知覚する現実環境をコンピュータにより拡張する技術のことです。たとえて言うなら、アプリケーションを使ってスマホやタブレット端末を現実の通りや建物にかざすとその場の説明や過去の様子が現実に重ねて見える技術です。


梶原先生は学芸員の体験から「博物館の収蔵ケースにはモノしか置けない」「人々の思いや記憶は展示できない」というジレンマを持っていました。そこで、博物館と言うハコモノから飛び出して、まちそのものを博物館化してそこにあるすべての物にARを活用して説明文や記憶を貼り付けたら新しいタイプの博物館を作ることができるのじゃないかとお考えになって、ARの研究はじめたとのお話を伺いました。一つひとつのお話によって紐解かれていくように、先生のお話は分かりやすく参加者の心に伝わっていきます。


パワポ梶原先生

次に参加型ワークショップです。壁に貼られた大きな地図「小倉の中心市街地」のなかにある参加者それぞれの「場所の記憶」を思い出し、記憶内容を紙に書いて場所を地図上にマーキングします。
すると出るわ出るわ、ずっと小倉に住んでいる人、まだ2~3年しか住んでない人、20代~60代それぞれから色々な記憶が次々に飛び出してきました。会場内は一気に熱気に包まれました。


思いで次々

次に、マーキングされた記憶の内容の分類を行いました。商店街地区・小倉駅前地区・室町地区・城内勝山公園地区・平和通り東側などの地区の分類です。ほかには喜・怒・哀・楽等の感情での分類や、生業、衣・食・住、社会・組織・家族、交通・交易、自然、年中行事、人生儀礼、民間信仰、口承・文芸、遊び・学校等の民俗学的な分類など、博物館的な分類を行ったことで色々な特徴が見えてきました。



地区別に記憶を語る

同じ建物でも用途が変わってしまったら思い出も変わります。以前、婦人下着売り場だった場所での女子高校生の放課後の記憶と、学生や市民の交流施設に変わった場所でのイベント準備の記憶。このように全く違った記憶がその場所に現れます。

ある日久しぶりに通りかかると、今までそこにあったビルが突然無くなっている。なんとなく寂しいような心残りなような・・。これまでは、物件が無くなるとそれで終りだったのですが、この「場の記憶」を掘り起こし共有することであたかもその場面にもどったような優しく懐かしい気持ちを味わうことができたのです。

建物が無くなってしまっても、まちは、このように人々の思いが積み重なってできているのかもしれない。記憶の共有作業の中で参加者の笑顔や熱気に包まれながら、改めて「これは継続したいイベントだ」感じる支部長なのでした。

二次会


その後、この熱気のまま旦過市場の大學堂での2次会に突入。この企画について、参加者の反応は上々で「面白かった、ぜひ継続してほしい」の意見が多数でした。今回ファシリテーターとして我々を導いてくれた梶原先生も、思わぬ成果に大変驚かれていました。支部長と赤鞄も梶原先生と出会え、皆さんと出会えたこと、とてもうれしく思っています。

次回の作戦を練る


梶原先生と早くも次回の開催について謀議を凝らしましたが、出来れば花見がてらやる方向で何とか第2回目を開催したいと思っています。

大學堂での話は尽きず、このまま朝までやっちゃいそうな雰囲気でしたが、大學堂の2階では修論提出1週間前の学生が論文執筆中ですので、約2時間半で閉会を宣言いたしました。

記念撮影

最後はみんなで記念撮影。

みんな楽しそうで開催者としてもとても満足な一日でした。



「小倉拡張現実計画」開催のお知らせ

新年明けましておめでとうございます。(ちょっと遅くなりましたが)
昨年末、ブログでご紹介できなかったイベントがやっとリリース出来ることになりました。

「We Love小倉協議会」という小倉のまちづくり団体が主催で「路上観察学会 小倉支部」が協力する『小倉拡張現実計画(コクラカクチョウゲンジツケイカク)』と言うイベントです。ファシリテーターとして梶原 宏之先生をお迎えし、ワークショップ+まちあるき形式で進めて行きます。


今回は、一人一人が持つ「その場所の記憶」をどう共有化しアーカイブしていくかがメインテーマです。
こう書くとなんだか難しい感じですが、その場所に行くと急に今まで心のヒダの中に隠れていた記憶が思い出されるといった経験は皆さんありませんか?

私も昨年4月の初めに広島現代美術館を「路上と観察をめぐる表現史・考現学の現在展」の観賞で訪れた際、観賞後に近くの比治山公園をブラブラと散策し何の気なしにある喫茶店の前に目を向けた瞬間、自分の学生時代の忘れかけていた記憶が猛烈な勢いでよみがえってきて思わず立ちすくんでしまったのです。当時ここを訪れた時の自分、雑踏、そして一緒にいた、彼女・・・・。


みなさんもいろんな場所でいろんな記憶をお持ちだと思います。苦しかったこと・悲しかったこと・楽しかったこと・悔しかったことetc 。小倉のまちも、まちそのものが多くの人々の記憶で成り立っているのかもしれません。そのようなことをワークショップやまち歩きを通じて参加者全員で考えて共有してみませんか?
歴史的な重要性はないけれど、人々の記憶、自分の記憶、懐かしさに心震えてみませんか?


現実計画@チラシ


今回のワークショップは定員25名です。お申し込みが必要ですので1月23日までに以下の事項を明記のうえ、末尾のアドレスまでお申し込みください。お待ちしております。



申し込み必要事項
  1.氏名(ふりがな)
  2.ご住所
  3.ご連絡先 (TEL・E-mail)
  4.ご職業

送付先 E-mail : oendan@kitakyushucci.or.jp


«  | ホーム |  »

Calendar

« | 2018-10 | »
S M T W T F S
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -

Monthly

Categories

Recent Entries

Recent Comments

Recent Trackbacks

Appendix

小倉支部長

小倉支部長

ようこそ
『路上観察学会 小倉支部』へ

暮らしの役にも立たない
だけど心が躍り、ほくそ笑む
無駄なモノなど何もない
究極のエコ
それが
『路上観察』

物件投稿募集中!!!
こくらタウンナビ