路上観察学会小倉支部 a File of the ROJOH KANSATSU

支部長といっしょに「リノベツアー」 リノベーションスクール@北九州

どうも、赤鞄です。
3月は皆さま色々とお忙しい時期かと思いますが、巷はイベント目白押しでございます。

実は明日、3月20日より4日間 「まちを使い倒す」をテーマに、まちを舞台にさまざまなイベントが繰り広げられる「リノベ祭り2014」が開催されます。
「リノベーションスクール@北九州」 ←こちらをチェック!

2013年夏のリノベスクールでも好評でございました「リノベツアー」。小倉のまちなかで実際に行われたリノベーション6物件を「まち歩き」しながら巡るツアーですが、またしても支部長が登場致します。
リノベーションスクールも今回で6回目、これまでの経緯やリノベーションがまちに与えた影響について、支部長の軽快トーク(ただし二日酔いの可能性あり)を交えながら「まちを見て感じる」ツアーです。

是非皆さまも一緒に、小倉のまちの現状を実際に見て感じませんか?路上観察の目玉も転がるにちがいありません。

リノベツアー



【日時】※1時間ちょっと程度です
3月21日(金)12:00~13:00、16:00~17:00
3月22日(土)12:00~13:00、16:00~17:00

【参加料】
おひとり様 1,000円

【集合場所】
まなびとESDステーション前(小倉北区魚町三丁目・中屋ビル地下)

【申込】
電話予約がベターです 093-541-0191(北九州まちづくり応援団㈱内)
当日参加もOKです

【ツアールート(予定)】
三木屋・メルカート・ポポラート・MIKAGE1881 ほか


4日間に行われるイベントはすべて参加型です。
参加してみたら、きっともっとまちが好きになるはずです。

「小倉拡張現実計画」開催のご報告

前回のブログで皆さまにご紹介しました「小倉拡張現実計画」が1月25日の午後に開催され、定員いっぱいの参加者で楽しい時間をすごすことができました。遅くなりましたがそのご報告をさせていただきます。

現実計画@チラシ

今回のワークショップ「小倉拡張現実計画」は、人々が持つ場所の記憶をアーカイブしてそして共有させるというのがテーマです。

なんだか難しいようなこのようなテーマでワークショップをやったという話は聞いたことがないし、多分今回が初めての取り組みだと思います。「路上観察学会小倉支部、やるなあ!」などと意気込んでいたのですが、支部長もファシリテーター役の梶原先生もかなりユルいタイプなので、内容が決まってからも赤鞄を色々とハラハラさせておりました。そして赤鞄の心配通り、前日の夜、支部長は夜の歓楽街の路上観察に熱中するあまり終電を逃すという失態をを引きずって会場入り、かたや久しぶりの小倉のまちの記憶がなかなか戻ってこない梶原先生も遅刻をしてしまい、そのうえ小倉最強の雨男が参加するので杞憂していた通りに午後から雨は降りだすわで、赤鞄は爆発寸前。

しかし定員25名満員御礼・続々と参加者が集まり少し怒りも収まったみたいです(ホッ)

梶原先生


梶原先生のレクチャーが始まりました。
博物館の学芸員の視点から、現在の博物館のはたらきとその展示についてのレクチャーをしていただきました。次に民俗学者として人間生活をどう分類していくかということをお聞きしました。
参加者は初めて聞くような話に興味津津です。


講義風景

続いて今回のキーワード「AR」のレクチャーです。ARとは英語の「Augmented Reality」の略で、日本語訳をすると「拡張現実」と言われるものです。人が知覚する現実環境をコンピュータにより拡張する技術のことです。たとえて言うなら、アプリケーションを使ってスマホやタブレット端末を現実の通りや建物にかざすとその場の説明や過去の様子が現実に重ねて見える技術です。


梶原先生は学芸員の体験から「博物館の収蔵ケースにはモノしか置けない」「人々の思いや記憶は展示できない」というジレンマを持っていました。そこで、博物館と言うハコモノから飛び出して、まちそのものを博物館化してそこにあるすべての物にARを活用して説明文や記憶を貼り付けたら新しいタイプの博物館を作ることができるのじゃないかとお考えになって、ARの研究はじめたとのお話を伺いました。一つひとつのお話によって紐解かれていくように、先生のお話は分かりやすく参加者の心に伝わっていきます。


パワポ梶原先生

次に参加型ワークショップです。壁に貼られた大きな地図「小倉の中心市街地」のなかにある参加者それぞれの「場所の記憶」を思い出し、記憶内容を紙に書いて場所を地図上にマーキングします。
すると出るわ出るわ、ずっと小倉に住んでいる人、まだ2~3年しか住んでない人、20代~60代それぞれから色々な記憶が次々に飛び出してきました。会場内は一気に熱気に包まれました。


思いで次々

次に、マーキングされた記憶の内容の分類を行いました。商店街地区・小倉駅前地区・室町地区・城内勝山公園地区・平和通り東側などの地区の分類です。ほかには喜・怒・哀・楽等の感情での分類や、生業、衣・食・住、社会・組織・家族、交通・交易、自然、年中行事、人生儀礼、民間信仰、口承・文芸、遊び・学校等の民俗学的な分類など、博物館的な分類を行ったことで色々な特徴が見えてきました。



地区別に記憶を語る

同じ建物でも用途が変わってしまったら思い出も変わります。以前、婦人下着売り場だった場所での女子高校生の放課後の記憶と、学生や市民の交流施設に変わった場所でのイベント準備の記憶。このように全く違った記憶がその場所に現れます。

ある日久しぶりに通りかかると、今までそこにあったビルが突然無くなっている。なんとなく寂しいような心残りなような・・。これまでは、物件が無くなるとそれで終りだったのですが、この「場の記憶」を掘り起こし共有することであたかもその場面にもどったような優しく懐かしい気持ちを味わうことができたのです。

建物が無くなってしまっても、まちは、このように人々の思いが積み重なってできているのかもしれない。記憶の共有作業の中で参加者の笑顔や熱気に包まれながら、改めて「これは継続したいイベントだ」感じる支部長なのでした。

二次会


その後、この熱気のまま旦過市場の大學堂での2次会に突入。この企画について、参加者の反応は上々で「面白かった、ぜひ継続してほしい」の意見が多数でした。今回ファシリテーターとして我々を導いてくれた梶原先生も、思わぬ成果に大変驚かれていました。支部長と赤鞄も梶原先生と出会え、皆さんと出会えたこと、とてもうれしく思っています。

次回の作戦を練る


梶原先生と早くも次回の開催について謀議を凝らしましたが、出来れば花見がてらやる方向で何とか第2回目を開催したいと思っています。

大學堂での話は尽きず、このまま朝までやっちゃいそうな雰囲気でしたが、大學堂の2階では修論提出1週間前の学生が論文執筆中ですので、約2時間半で閉会を宣言いたしました。

記念撮影

最後はみんなで記念撮影。

みんな楽しそうで開催者としてもとても満足な一日でした。



「小倉拡張現実計画」開催のお知らせ

新年明けましておめでとうございます。(ちょっと遅くなりましたが)
昨年末、ブログでご紹介できなかったイベントがやっとリリース出来ることになりました。

「We Love小倉協議会」という小倉のまちづくり団体が主催で「路上観察学会 小倉支部」が協力する『小倉拡張現実計画(コクラカクチョウゲンジツケイカク)』と言うイベントです。ファシリテーターとして梶原 宏之先生をお迎えし、ワークショップ+まちあるき形式で進めて行きます。


今回は、一人一人が持つ「その場所の記憶」をどう共有化しアーカイブしていくかがメインテーマです。
こう書くとなんだか難しい感じですが、その場所に行くと急に今まで心のヒダの中に隠れていた記憶が思い出されるといった経験は皆さんありませんか?

私も昨年4月の初めに広島現代美術館を「路上と観察をめぐる表現史・考現学の現在展」の観賞で訪れた際、観賞後に近くの比治山公園をブラブラと散策し何の気なしにある喫茶店の前に目を向けた瞬間、自分の学生時代の忘れかけていた記憶が猛烈な勢いでよみがえってきて思わず立ちすくんでしまったのです。当時ここを訪れた時の自分、雑踏、そして一緒にいた、彼女・・・・。


みなさんもいろんな場所でいろんな記憶をお持ちだと思います。苦しかったこと・悲しかったこと・楽しかったこと・悔しかったことetc 。小倉のまちも、まちそのものが多くの人々の記憶で成り立っているのかもしれません。そのようなことをワークショップやまち歩きを通じて参加者全員で考えて共有してみませんか?
歴史的な重要性はないけれど、人々の記憶、自分の記憶、懐かしさに心震えてみませんか?


現実計画@チラシ


今回のワークショップは定員25名です。お申し込みが必要ですので1月23日までに以下の事項を明記のうえ、末尾のアドレスまでお申し込みください。お待ちしております。



申し込み必要事項
  1.氏名(ふりがな)
  2.ご住所
  3.ご連絡先 (TEL・E-mail)
  4.ご職業

送付先 E-mail : oendan@kitakyushucci.or.jp


支部長・赤鞄年末座談会 <2013年を振り返って>

今年もあと数日になりましたので、ここでまったりと赤鞄とこの一年を振り返ってみたいと思います。では、赤鞄より一言、どうぞ。

赤)私は支部長にひとこと言いたい。今年アップしたブログの数は30本、ちょっと少なすぎやないんかと。もうちょっとまじめに取り組まないけません。

支)判った、判った。来年からもうちょっとまじめにするし、産業遺産関係にも取り組もうと思っとる。その話はいいけ1月から振り返ってみようか?

赤)去年に北九州市にぎわい懇話会の人から『雲のうえ』に路上観察学会小倉支部の活動報告を載せてもらえませんかって連絡来た時、私の方が雲のうえまで行ってしまいそうやった。1月頃には本格的に取材にはいったよね。

支)最初に支部立ち上げた時、顔出し・名前出しするまいっち言っとったやん。なのに皆にバレバレやったことがショックやった。良く聞いてみると「路上観察学会 小倉支部」のヘタレ文字で書いた看板に会社の名前がはいってるから判っていたと言われて、失敗したと思うたよ。ほんとアホな話!!

赤)取材を受けて、つるやももこさんが文章を書いてくれて、ゲラができたのを見せてもらった時「この号は相当面白い!」と思ったね。3月に雑誌を手にした時はほんと感激したわ。

2.jpg
(路上観察学会 小倉支部の活動記録が掲載された「雲のうえ」18号)

支)俺も赤鞄やないけど雲のうえにあがったね。3月に俺は、広島まで『路上と観察をめぐる表現史-----考現学以後』展を観に行って今和次郎先生の考現学の観察スケッチや超芸術トマソンの写真や一木さんの建物のカケラ等見たり、実物を、路上を舞台に展開された数々の観察を体系的に学ぶ機会を得てすごい刺激を受けたんよ。赤鞄も公式書籍見たやろ?

スリル満点滑り台
(藤森照信先生 撮影の「スリル満点の滑り台)

赤)あの本は勉強になった。でもさ、展覧会の後、支部長はどこをうろうろしとったん?正直に白状してん。私、知っとんよ。

支)るさい。広島の路上を観察しよっただけや。だけど4月はいよいよあの事件でしたね。あの慌てふためいて、出先まで電話してきた赤鞄の声が忘れられん。

赤)ほんとびっくりしたね。テレビにでるなんて考えてもみらんかったよ。だけど撮影、本当に長かったよね。

支)本当にくたびれ果てたわ。でもいい経験させてもろた。

赤)何言いよんね。あれだけ言っとったのに、前の晩飲みすぎて終電乗り遅れるは、二日酔いやわほんとフォローするのが大変やったんやけね。

支)・・・・・・・すみません。

支部長
(News5チャンネルの撮影風景)

赤)5月も色々あったよね。某短大で1コマしたとき、最初はまじめにボランティア論なんてやっていたんだけど最後は「神は路上に宿りたもう」のフレーズから一気に路上観察モードに突入して学生達びっくりしとったもんね。ボランティア論から路上観察へのスムーズな移行をパワポでつくるの大変やったわ。

支)でも、九工大とか北九大に行った時は二人で学食で飯食って帰ったけど、さすがの俺もあの場所でその勇気はなかったわ。

赤)あれだけ若い女の子の集団見たの、初めてやったもん。眩しすぎて目がつぶれた。

支)同じ月に「路上観察学会小倉支部発足」のきっかけとなった藤原惠洋先生に小倉支部2周年のご報告と小倉まち歩きのお誘いのために九州大学大橋キャンパスにある先生の研究室まで伺ったけど、どうやった赤鞄的には。

赤)圧倒されるくらい本当に凄い方でした。ハイ・・・・。

支)正式に赤鞄を先生にも紹介できて、先生の研究室でじっくりお話も伺えたし、ゼミにも参加して路上観察についての講義も聞かせていただいたし、おまけに月宮殿祭に参加してゼミに方々とも仲良くなれたのでほんとよかったよねぇ。


月宮殿祭
(満月の一番近い金曜日の夜開かれる藤原ゼミの月宮殿祭の様子)

赤)6月もテレビの撮影があったね。そして路上観察学会小倉支部2周年報告会と記念まち歩きを藤原惠洋先生をお迎えしてやったわけですけど。

支)路上観察学会小倉支部の会員はもちろん、一般の方、北九大のT教授・M教授、西工大のU先生にも参加して頂き、藤原惠洋先生と藤原ゼミの皆さんと小倉のまち歩いたけど、みんな藤原先生のお話にびっくりしたり、感動したりほんと先生に来ていただけて最高やった。そのうえ、すぐ先生のブログに私たちのこと紹介していただき、俺もう涙が出そうになったよ。

赤)楽しかったし、また改めて藤原先生の魅力を感じたし、そして反省したよね。わざわざ小倉においでいただきありがとうございました。一同感激です!!これからもご指導よろしくお願いいたします。

IMG_4392 (480x640)
(小倉にあったキュビズム建築を説明する藤原先生とまち歩くの一団)

支)今年の夏は本当にアツかった。8月は本業でリノベーションスク―ル@北九州の「リノベツアー」を担当したんやけど、せっかくまちを歩くなら、そこには路上観察があるべき筈だ!ってことで「リノベツアー裏マップ」を作製して小倉のリノベ物件を案内しながら小倉のトマソン等も一緒に説明するという画期的なツアーを無理矢理慣行したよね。

赤)「リノベスクール勝手にコラボレーション」まちを歩く時は路上観察学会小倉支部へご連絡ください勝手にコラボします!なんてね。連日二日酔いの支部長をコントロールするのにバテた思い出しかないんやけど(怒)

裏マップ
(赤鞄が作ったリノベーション裏マップ)

支)8月末には藤原先生のご紹介で1986年の路上観察学会の設立発起人の一人である藤森照信先生にお会いしてワークショップに参加したときに小倉支部の活動をご報告して「これからも末長くこの活動を続けたください」と言われたことですごく責任を感じたことを思い出すわ。

赤)とか言いながら、全くブログ止まったまんまやん。いい加減なんやから。

支)はい。ショボン

藤森先生と
(藤森照信先生と支部長)


支)9月に行った「産業遺産サミットin長崎@2013」は最高やった。長崎県とか長崎市の担当者が出席する正式な会合に「路上観察学会小倉支部 支部長」で名札が作ってあった時はもうびっくりして、でもちょっぴりうれしかった。そこではJ-heritageの前畑さんとかいろんな方にお会いできて色々刺激受けた。軍艦島と池島炭鉱2つ回ったけどすごく感動した。

赤)支部長昔から炭鉱好きやったけど、最近ますます炭鉱に傾いてない?軍艦島のせい?

支)確かに軍艦島のせいもあるけど、小倉炭鉱の跡がなんにもないっち言うのも一つかもね。

赤)またゆっくり軍艦島の話とか聞かせてよ。

支)会員の人とかある程度人数集めて、軍鹿島にみんなで行きたいのう。

端島銀座
(端島銀座と呼ばれた軍艦島一の繁華街の跡地)

赤)その後ぐらいから支部長コソコソなんかしよったやろ。西工大のY准教授とか門司赤煉瓦館のI館長とかにこっそり会いに行きよったの知っとんやけね。

支)別に悪だくみしよったわけやないわ。ただ秋の楽しいイベントの計画しよっただけやん。ちょっと赤鞄にも迷惑かけたけど。

赤)ほんとよ。

支)まず、北九州インスタレーションプロジェクト(KPI)についてから思い出そうか。実は5月くらいから商店街の空き店舗を利用してインスタレーションをしたいっていう話を西工大の先生達としてたんよ、それがどう転んだのか9月になって長浜の赤煉瓦でやろうみたいな話になって、急きょオーナーさんと交渉を始めたわけよ。それを赤煉瓦館の館長に話したら赤煉瓦ネットワーク全国大会(11月16日、17日)開催初日に是非合わせて欲しいみたいな話になって、ドタバタ決めたわけ。

赤)長浜の赤煉瓦は、初めて足を踏み入れてもう2年くらいたつけど、車で夜、199を通った時、建物に灯りが灯ってるの見たのは感激したなあ。あと会期終了間際に行った時の「建物の匂い」。全く変わっていたのにはびっくりしたよ。

支)やっぱり建物は人が入っていないとだめなんかもね。

支)KPIのフライヤーや横断幕の後援のところ見た?市や会議所なんかのあとに「路上観察学会 小倉支部」と入ってたのはうれしかったね。

IMG_0821.jpg

赤)8月の下旬に門司赤煉瓦館に連れて行かれて赤煉瓦ネットワークの全国大会の結団式みたいなのに参加したけど、それから話なんにもなかったから関係ないもんと思いよったらさ。。

支)悪い悪い、ちょうどKPIの日取り決めて帰りにI館長と角打ちに言った時、赤煉瓦ネットワーク全国大会in関門のMCを赤鞄にって決定されたんよ。

赤)また飲みの席で話を決めたんやね。それならすぐ言ってくれれば良いのに正式に支部長から話があったの10月下旬に大橋でK先生と会って帰る時やなかった?信じられんわ。

支)でも、あの会議もすごかったのう。鈴木先生の基調講演、行司が藤原惠洋先生の赤煉瓦番付発表、懇親会、赤煉瓦ナイトツアー、下関唐戸地区の赤煉瓦ツアー、どれもこれも濃い内容やった。もちろん赤鞄のMCも最高やったよ。

赤)マジで恥ずかしいけもう言わんで!

支)でも下関の赤煉瓦、全て藤原先生の解説つきなんて贅沢過ぎるわ。赤鞄もI館長には感謝せな。

赤)あのあと会員No.3号やI館長と門司港裏レトロ観察に行って、門司港のU酒店で角打ち、藤原先生も合流しての熱いトーク、凄かったね。でも冷蔵庫の中のサッポロビール全部飲んじゃったのにはびっくりやね。でも藤原研究室は皆さんほんとにしっかりしとるよね。

支)藤原研のKさんは大牟田でいろんなプロジェクトやって頑張っているみたいよ。まだあまり話してなかったけど大牟田の三井三池炭鉱の宮原鉱・万田鉱・三川鉱を観察に行った時はとても面白かった。それに今年は11月9日で三川鉱の炭塵爆発事故からちょうど50年になるからちょっと意味深い一日やった。


下関領事館の恵洋先生
(旧下関英国領事館前で修復工事のレクチャーをする藤原惠洋先生)

赤)どんな事故やったん?

支)三川鉱には1抗・2抗と言う平行に走る斜抗があって、そのうち1抗の坑口から約1500m付近で、石炭を積むトロが暴走してその火花が炭塵に引火し爆発事故が起こったんよ。戦後最大の労災事故でね、約460人が亡くなって、それ以外にCO中毒患者が800人以上という大変な事故やったんよ。1997年に三井三池炭鉱が閉山してたぶん今回が初めて一般公開やったけ絶対行きたかったんよね。でもね、残念なことに三川鉱の1抗はね、有明湾の湾岸道路工事のため既に取り壊されて巻上機室くらいしか残ってないんよ。

赤)そうやったん。残念やね。壊してしまったらどうしようもないよね。

IMG_5339.jpg
(三井三池炭鉱三川鉱 2抗坑口付近)

支)11月はそのほかに22・23日に全国石炭産業博物館学芸員等研修交流会が田川で開催されて参加したり、20年前に小倉で路上観察やっていた人達の「裏考現学会」の同窓会にゲストで参加したりとなんか毎週どこかに行っとったね。

赤)田川の交流会に行きたいためにいい歳して仮病使おうとしたりしてから。恥ずかしい。周りに迷惑かけたらいけんよ。

支)一応会員やし、全国の石炭関係の博物館の学芸員の方とか石炭の研究者とか旧産炭地のNPOの人たちとかの集まりで石炭について熱く語り合う会なんよ。もう絶対行きたいやんか。来年は旧常磐炭鉱であるけ今から楽しみや。

赤)迷惑かけんようにしてよ、ほんと。。

田川研修会
(源じいの森での研修風景)

支)それと「裏考現学会」恐るべしやったな。裏考現学会の同窓会、俺、ちょっと感動したわ・・・・。

赤)今から約20年まえに小倉で「路上観察」していた人たちと、今、お会いできたってのはほんとに不思議なご縁やったね。当時リーダーだった方がお亡くなりになって、その同窓会にゲストとして呼ばれたんよね。皆さんそれぞれ建築家だったり大学の先生だったり様々な道で活躍されている方ばっかりやったね。

支)当時のスライドを見ながら観察してきた物件をみんなの前で発表して講評して、本格的で驚いたよね。亡くなった方を忍びながら、でも暖かくて心がほっこりした。素敵な会やった。

赤)声をかけて頂いてほんとよかったね。20年前の小倉物件を見れるなんてね。



支)俺が死んだら、酒飲みながら皆であんな会、大學堂でしてほしいよね。ほんと。

赤)そのお腹みたらマジでヤバいけ来年は節制してよね。

裏考現学
(裏考現学会参加者全員での記念撮影)

支)これで11月は終わりかと思いよったら月末になって西日本新聞が取材来たやん。

赤)今年は北九州市政50周年やけね。旧五市の市章のある場所を教えてほしいってね。

支)場所を教えたらほんとに全部まわったみたいで、記者さん頑張ってたね。あの記事はでもよかった。

赤)評判がよくて問い合わせも多くて、市の下水道局も何とか保存する方向で動き出してくれそうな。

支)それが一番うれしいね。無くなってしまえばそれで終わりやもんね。でもいい記事やったと俺も思う。

新聞記事

赤)そのあとまたテレビにでたね。「2次元表現の限界」について。あの取材ってすごく短かったね。

支)あの日は寒くなかったけ助かったけど、冬の取材はあれが限界やないか。

IMG_3648(低画像) (640x480)
(2次元の限界、精算機はどこにあるのか?)

支)最後は路上観察学会小倉支部長として新聞に載っちゃったしな。

赤)カラーで写ると思わんかったけど、派手やね〜。

赤)今年はマスコミに露出した年やったね。えっと、テレビが4回と、新聞が2回、雑誌が1回よう頑張ったねえ。

支)いや、実はテレビ5回なんよ。

赤)エッ!私そんなん聞いてないよ。

支)11月18日に会社休んで皆に秘密で、八幡の産業遺産をめぐるバスツアーに行ったんよ。そしたら、ボランティアガイドの人が赤煉瓦の知識がほとんどなくて、九州鉄道の茶屋町橋梁で説明してやったら、RKBテレビの人が来て取材されてしまったんよ。その放送をI館長が休みでたまたまみていて・・・・。ばれてしまった。

赤)へー。じゃテレビ5回やね。すごいやん。

支)こうしてしゃべっていると路上観察って人の輪造りのような気がしてきた。色々な人に出会えたわい。
そして来年は1月に小倉ですごいまち歩きイベントを計画して…

赤)ストップ!ストップ!ちょっとまってよそれ以上言っちゃいけんやろ。まだ正式発表してないからそれ以上言っちゃいけません。でも支部長が言ったみたいに、この活動をやり始めてすごくいろんな人と関わりができたことは事実だよね。来年は、しっかりブログも書いてよ。

支)来年も赤鞄や会員の人たちと頑張って観察を続けます。本年はありがとうございました。来年もよろしくお願いします。よいお年を。

竹川先生もびっくり







マンホールのなかは先人の思いでいっぱい

どうも、赤鞄です。

2013年12月8日の西日本新聞の「探Qキタキュー」のコーナーに路上観察学会支部長のコメントが掲載されました。数週間前、西日本新聞の記者の方より
「北九州市発足前の旧5市の市章が入ったマンホールのふたは本当に残っているのか」
との問合せがあり、現在北九州市に残っている旧市章の入ったマンホールのふたの場所をご案内しました。

今年は北九州市制50周年。その節目に「旧5市遺産」を調べたいとのご希望でした。旧市章が確認できるものですが、やはりマンホールの蓋以外には残っている物件が少なく、結果今回の記事はマンホールの蓋のみ掲載する形になったのですが、記者の方とやりとりをしている中で
「なぜ、旧5市のマンホールが今も残っているのか」
「残っている場所に何か特徴があるのか」
「どのくらい残っているんだろうか」
など、色々な疑問がでてきました。

小倉地区で旧小倉市章の残るマンホールの蓋は5か所、小倉市章のあるマンホール以外の物件は2か所確認していますが、どれも小倉の中心地や中心地近くに昔からある住宅地などに存在しています。
支部長はチャリの旅やまちあるきで既に北九州市に20~30か所は旧市章を確認していますが、小倉市の市章は非常に数が少ないのはなぜなのでしょう。反対に何故八幡市のマンホールは沢山残っているのでしょう。場所って関係があるのでしょうか・・・。

どうぞ記事をご覧ください。

新聞記事


後日談ですが、この記事が非常に好評でお問い合わせが多く、記者の方が再度取材をしたいとご連絡がありました。
中でも嬉しいニュースは「旧市章の入ったマンホールを残したい」と北九州市の方からのお言葉があったことです。

マンホールには耐久年数があります。沢山の人が歩いても沢山の車が踏みつけてもずっとずっと丈夫なわけではありません。いずれは消えてしまい新しいものに取り換えられる運命です。

しかしながら、豊かな生活をつくり、快適な街をつくるために先人達が残したものを記憶としてではなく物として残しておく手段を考えたり行動することは、もしかしたら私たちがこれからやるべきことの一つなのかもしれません。先人の忘れ形見を大事に残して欲しいと心から願っています。

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