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路上観察学会小倉支部 a File of the ROJOH KANSATSU

路上観察学会 小倉支部創立2周年にあたって

今から2年前の今日、2011年5月20日。
支部長と、助手の赤鞄と二人でひっそりと「路上観察学会 小倉支部」は結成された。


路上観察学会小倉支部


この日のからさかのぼること数ヶ月前、ほぼ同時期に2人の大学の先生からまち歩きの一つの方法として「今 和次郎(こん わじろう)」の『考現学』を勉強したらどうですかと勧められた。
私自身、今更この年になって大学の先生の論文を読むなんてめんどくさいなあと思いながら、ドメス出版の『今和次郎集 第一巻 考現学』を読み始めた。


面白い。とにかくなんにでも興味を示して調べることがこんなに面白いとは。
時代を感じさせず、とても新鮮なこの本を支部長は一気に読んでしまったのだ。


調べ物 (640x451)


そうしていると、『考現学』を勧めてくれたお一人である、九州大学教授の藤原惠洋先生(路上観察学会創立時の最年少のメンバー)から小倉で路上観察やってみないかと勧められた。この話を赤鞄にするとぜひやろうと賛同し、この日の発足になった。

路上観察学会は今から30年ほど前にブームになったことがあるが、赤鞄はその実態を知らないので、図書館等で文献を見つけては二人でゲラゲラ笑いながら勉強をし、まちに目玉は飛び出した。


すると、観察すべき物件があちらにもこちらにもあり、小倉のまちは路上観察物件の宝庫であることを発見したのだ。このことを支部長と赤鞄二人だけで完結するのはもったいないし、ぜひ小倉のまちの魅力をいろんな角度からいろんな方々に知っていただきたい、ということでブログを立ち上げることになった。


〒マーク


その1年後、小倉のまちで活動している「We Love小倉協議会」からのお誘いを受け、半年間「ブラコクラ」と言うまち歩きの講座をさせていただいたり、北九州市発行のフリーペーパー「雲のうえ」で活動報告をさせていただいたり、FBSの「ニュース5ちゃん」で特集で取り上げていただいたり、2人をとりまく環境はめまぐるしく変化した。沢山の方々にお会いすることができたことは大変勉強になったし、よい経験となった。



ということで・・・
大人の観察日記も2周年を迎えます。ただ、私たちの心は、2011年5月20日のままです。気を引き締めて次の一年、その先もチャレンジを続けていきたいと思っています。
これまでブログを見ていた方々、コメントを頂いた方々、物件を提供をしてくれた方々、厚くお礼を申し上げます。また、私たちを「路上観察」の道に導き、ご指導いただきました藤原惠洋先生には、これまでのご報告とお礼に伺う予定にしています。



蛇足ではありますが、赤鞄のトレードマークである赤い鞄が、これまでのハードな観察の結果ボロボロになりましたので、2周年を機に新調することになりましたのでご報告いたします。



小倉支部長


路上観察学会 小倉支部のこと

2011年5月20日、支部長が会社にあった黒板にヘタレ文字で路上観察学会 小倉支部の名前を書き、赤鞄と二人でこれを掲げた。

IMG_0334.jpg

そして、ブログの第1回目に次のような文章を綴った。


最近、ナニコレ珍百景のような「不可解な現実」「不可解な実態」を視聴者投稿の形で俎上に乗せる番組や、タモリ独自の視点・目線にて「ユニークなまち歩き」のブラタモリなどが放送されている。

このような、違った視点・目線からまち歩きを行うことを路上観察学として、30年ほど前盛んに行われていた。

ハリガミや看板、商品や屋号のネーミング、トマソン(無用な長物)不可解な現象や実態など奇妙なる物件を探し出し観察することを、赤瀬川原平(芸術家・作家)南伸坊(イラストレーター)松田哲夫(筑摩書房元社長)などが提唱し
その後、路上観察学会として組織化された。

世の中には、不必要に凝視することで、不思議に味わいの湧く、奇妙な現象や物件があるのも事実である。
しかし、そういったものに気付き、採取したところで無論さしたる意味はない。

しかし、そうした時間の楽しさ、ばかばかしさは、なぜが奇妙に味わい深い。

今から、ぜひ皆さんにもこんな「ムダな体験」をしていただきたく思い


路上観察学会 小倉支部  を立ち上げた

IMG_0340.jpg



そして、それから間もなく2年を迎えようとしている。当初、匿名・顔出しなしと決めていたのに、支部長が会社の黒板にヘタレ文字を書いたばっかりに、会社がもろばれ。
調子にのって「ブラコクラ」の講師を引き受けたりしていたら、『雲のうえ』に紹介され、そして今回はFBSテレビで紹介されることになった。

しかし、会社の仕事と路上観察学会 小倉支部とは全く関係はない。確かに支部長と赤鞄は同じ会社に所属しているがその会社の中にある、あくまでプライベートなサークル活動や同好会的なものである。

ここまでやってこれたのも、このブログでつながった皆さんとともに、歩くことができたからである。
それだけは、間違いない。
第1回目にブログに書いた、志はいまだに変わらない。もう一度初心に帰って、三年目に突入したい。

もう一枚の後ろ姿

路上観察学会小倉支部より

息苦しい行き止まり

今回ご紹介する物件は、魚町4丁目旦過市場から平和通りに出る交差点付近で採集しました。一旦停止線の前に「止まれ」の文字。しかしよく見ると何か変です。

そう、「止まれ」の一部分がありません。

旦過止まれ1

なんだかハングル文字の母音の「ᅭ」の文字のようにも見えます。ハングル文字とひらがなを交えて表記することは考えられませんから「止まれ」の文字に何かが起こったのでしょうか。

もっと近づいて観察してみましょう。

旦過止まれ2

観察してみると、どうやら「止まれ」の消えた一部分があった場所に側溝を新設した為、このような結果になったようです。おまけに側溝の蓋がグレーチング(鋼材を格子状に組んだ溝蓋)なので、工事のあとも字が書けなくなったのでしょう。

おや、隣にある文字も少し変ですよ。

旦過止まれ3


今度は一番最後の文字の下部が、側溝の新設により切り取られてしまってます。


旦過行き止まり1

「この先い行き止まい」となっていますが、これは「この先行き止まり」だったのでしょうね。
これも同じような原因のようです。なんだか息苦しさを感じます。「行き止まり」を見事に表現しているようにも思えます。



偶然交差点でよい物件が採集できて、思わず支部長はあの交差点でスキップしたくなってしまいました。PON





支部長も歩けば鳥居に当たる

商店街を歩いていると、なぜがよく鳥居を見かけます。意識してみるとあそこにも、ここにも、意外とたくさんの鳥居が存在します。今回はその一例を観察したいと思います。

IMG_0404 (640x480)

これは、紙に鳥居を書いて貼り付けているタイプです。赤い鳥居は「お稲荷さん」の鳥居だとか言われていますが決してそれだけではありません。宮島の厳島神社の鳥居も真っ赤ですよね。


IMG_0414 (640x473)

続いて壁やシャッターにビニールテープみたいなもので鳥居を現しているタイプです。左の物件は額束(がくづか)まで表現していますね。凝ってます。ただ、なぜこの微妙な高さの所に鳥居を付けるのか・・・・の説明は皆さんご存じと思いますのでやめておきましょう。


今までのまち歩きのなかで採集した鳥居は、大体20cm~40cmくらいがせいぜいでした。
ところが、実は、京町でとんでもない鳥居に遭遇したのです。その鳥居はちゅうぎん通りにある、とあるビルと駐車場の細い道に鎮座しておりました。


IMG_3654 (640x480)


ビルの壁に直接貼ってあるのでしょう。いつもの鳥居の大きさとはちょっと訳がちがいます。150cmくらいありそうです。しかも他の鳥居と違って黄色をしています。写真をご覧ください。全部で3基あるようです。もう少し近づいて詳細に観察してみましょう。


IMG_3657 (640x479)


鳥居の形式では神明鳥居(しんめいとりい)というタイプです。鳥居の最上部にある笠木(かさぎ)にある照りや反りがあるのが特徴です。額束に注目してください。「運」と一字書かれています。そして柱のところを、まるで耳なし芳一の念仏のようにびっしりと何かが書きこまれています。


IMG_3658 (640x480)

「立ち小便 禁止!!」


やはりそうでしたか。
ここのビルオーナーさんはよほどひどい目にあったのでしょう。この大規模の鳥居、さすがにここの前でやらかすやつはいないでしょう。しかし、これって既製品で売っているのでしょうか。


最後の一番奥にある鳥居を観察してみましょう。

IMG_3660 (640x480)


先ほどと比べると、柱の部分に違いがあります。そして柱と柱の間に「立ち入り禁止」と書かれています。これがご神体でしょうか。どう考えても、ここまでやるからには、相当ひどい目にあったのでしょう。


支部長は自称紳士なので、こんなマナー違反がないよう常に飲み屋を出る前は必ずトイレに行ってます。はい。


駅のホームで立ち食いうどん/不思議な出来事

支部長としては大変悩んだ上で書いています。はたして、物件と言えるのか?!
でもとても不思議な出来事に遭遇したものですから、皆様にお知らせしないわけにはいかないでしょう。

先日、小腹がすいたのでJR小倉駅の立ち食いのうどんでもと思い、1・2番線ホームへ行きました。小倉駅には1・2番線ホームと7・8番線ホームに立ち食いのうどん屋があります。長くどちらの「かしわうどん」が、おいしいかと論争になっていましたが、うえやまとちさんの「クッキングパパ」では7・8番線ホームのかしわうどんを取り上げていました。私も7・8番ホーム派です。と言うよりも1・2番ホームはほとんど行く機会が無かったのです。そこで何気なく今回、1度食べてみようと思いまして1・2番ホームの立ち食いうどんを食べて、食後の一服に喫煙室に入ってこの不思議な出来事に出会ったのです。

話が長くなりましたが、先ずは入室直後の写真をご覧ください。

生シイタケ1

ポツン  と、何か違和感があります。
その物体は、テーブル型の空気清浄機の上にありました。何なんでしょうこれは、少し近づいてみました。そしてそれは・・・・・。

生シイタケ5

これは、世にも有名な生シイタケではないでしょうか。なんでこんなところにあるのでしょうか。決してウケを狙った支部長のやらせではありません。何故ここに生シイタケがあるのでしょうか!?

もっと近づいてよく観察してみましょう。

生シイタケ2

うーん、「新鮮」と言うのでしょうか、厚みのある非常においしそうなシイタケです。しかしこれは鍋物の野菜を入れた大皿の上に乗っておくべきで、空気清浄機のテーブルの上にあるべきではありません。憤慨しながら観察を続けました。端っこが微妙に欠けています。どうしたのでしょう、ああ、それに石突がありません。

生シイタケ4


お腹がすいてかじったのでしょうか、謎が残ります。全く意味不明で支部長もこの顛末をどう締めくくればよいのか困惑しています。



結論としては、かしわうどんは黒崎・折尾・直方・若松・東郷駅の東筑軒の方が支部長としてはお勧めしたいということです。

ここでちょっとかしわの話をしてみましょう。「かしわ=鶏肉」ですが、「かしわ」という言い方は西日本だけの表現らしく、共通語ではないようです。かしわは鶏を肉にしたあとの状態ですから、もしかしたら「鶏の戒名」なのかもしれませんね。

人間でも生きているうちは、1人(ひとり)2人(ふたり)ですが、死んでしまうと1体(いったい)2体(にたい)、戒名が付いて骨壺に入ると1霊(いちれい)2霊(にれい)もしくは1口(いっく・いっこう)と数え方が変わるように、鶏は生きているうちは1羽2羽ですが、死んでかしわになると100g200gとなるわけですよねぇ。

赤鞄にドヤ顔で説明しましたが「へえー」と相手にされませんでした。ちなみに赤鞄も学生時代に立ち食いうどんを極めたらしく、彼女の一番は新下関駅だそうです。


生シイタケの謎は、誰か教えてください。




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