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路上観察学会小倉支部 a File of the ROJOH KANSATSU

路上観察学会 小倉支部のこと

2011年5月20日、支部長が会社にあった黒板にヘタレ文字で路上観察学会 小倉支部の名前を書き、赤鞄と二人でこれを掲げた。

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そして、ブログの第1回目に次のような文章を綴った。


最近、ナニコレ珍百景のような「不可解な現実」「不可解な実態」を視聴者投稿の形で俎上に乗せる番組や、タモリ独自の視点・目線にて「ユニークなまち歩き」のブラタモリなどが放送されている。

このような、違った視点・目線からまち歩きを行うことを路上観察学として、30年ほど前盛んに行われていた。

ハリガミや看板、商品や屋号のネーミング、トマソン(無用な長物)不可解な現象や実態など奇妙なる物件を探し出し観察することを、赤瀬川原平(芸術家・作家)南伸坊(イラストレーター)松田哲夫(筑摩書房元社長)などが提唱し
その後、路上観察学会として組織化された。

世の中には、不必要に凝視することで、不思議に味わいの湧く、奇妙な現象や物件があるのも事実である。
しかし、そういったものに気付き、採取したところで無論さしたる意味はない。

しかし、そうした時間の楽しさ、ばかばかしさは、なぜが奇妙に味わい深い。

今から、ぜひ皆さんにもこんな「ムダな体験」をしていただきたく思い


路上観察学会 小倉支部  を立ち上げた

IMG_0340.jpg



そして、それから間もなく2年を迎えようとしている。当初、匿名・顔出しなしと決めていたのに、支部長が会社の黒板にヘタレ文字を書いたばっかりに、会社がもろばれ。
調子にのって「ブラコクラ」の講師を引き受けたりしていたら、『雲のうえ』に紹介され、そして今回はFBSテレビで紹介されることになった。

しかし、会社の仕事と路上観察学会 小倉支部とは全く関係はない。確かに支部長と赤鞄は同じ会社に所属しているがその会社の中にある、あくまでプライベートなサークル活動や同好会的なものである。

ここまでやってこれたのも、このブログでつながった皆さんとともに、歩くことができたからである。
それだけは、間違いない。
第1回目にブログに書いた、志はいまだに変わらない。もう一度初心に帰って、三年目に突入したい。

もう一枚の後ろ姿

路上観察学会小倉支部より

息苦しい行き止まり

今回ご紹介する物件は、魚町4丁目旦過市場から平和通りに出る交差点付近で採集しました。一旦停止線の前に「止まれ」の文字。しかしよく見ると何か変です。

そう、「止まれ」の一部分がありません。

旦過止まれ1

なんだかハングル文字の母音の「ᅭ」の文字のようにも見えます。ハングル文字とひらがなを交えて表記することは考えられませんから「止まれ」の文字に何かが起こったのでしょうか。

もっと近づいて観察してみましょう。

旦過止まれ2

観察してみると、どうやら「止まれ」の消えた一部分があった場所に側溝を新設した為、このような結果になったようです。おまけに側溝の蓋がグレーチング(鋼材を格子状に組んだ溝蓋)なので、工事のあとも字が書けなくなったのでしょう。

おや、隣にある文字も少し変ですよ。

旦過止まれ3


今度は一番最後の文字の下部が、側溝の新設により切り取られてしまってます。


旦過行き止まり1

「この先い行き止まい」となっていますが、これは「この先行き止まり」だったのでしょうね。
これも同じような原因のようです。なんだか息苦しさを感じます。「行き止まり」を見事に表現しているようにも思えます。



偶然交差点でよい物件が採集できて、思わず支部長はあの交差点でスキップしたくなってしまいました。PON





支部長も歩けば鳥居に当たる

商店街を歩いていると、なぜがよく鳥居を見かけます。意識してみるとあそこにも、ここにも、意外とたくさんの鳥居が存在します。今回はその一例を観察したいと思います。

IMG_0404 (640x480)

これは、紙に鳥居を書いて貼り付けているタイプです。赤い鳥居は「お稲荷さん」の鳥居だとか言われていますが決してそれだけではありません。宮島の厳島神社の鳥居も真っ赤ですよね。


IMG_0414 (640x473)

続いて壁やシャッターにビニールテープみたいなもので鳥居を現しているタイプです。左の物件は額束(がくづか)まで表現していますね。凝ってます。ただ、なぜこの微妙な高さの所に鳥居を付けるのか・・・・の説明は皆さんご存じと思いますのでやめておきましょう。


今までのまち歩きのなかで採集した鳥居は、大体20cm~40cmくらいがせいぜいでした。
ところが、実は、京町でとんでもない鳥居に遭遇したのです。その鳥居はちゅうぎん通りにある、とあるビルと駐車場の細い道に鎮座しておりました。


IMG_3654 (640x480)


ビルの壁に直接貼ってあるのでしょう。いつもの鳥居の大きさとはちょっと訳がちがいます。150cmくらいありそうです。しかも他の鳥居と違って黄色をしています。写真をご覧ください。全部で3基あるようです。もう少し近づいて詳細に観察してみましょう。


IMG_3657 (640x479)


鳥居の形式では神明鳥居(しんめいとりい)というタイプです。鳥居の最上部にある笠木(かさぎ)にある照りや反りがあるのが特徴です。額束に注目してください。「運」と一字書かれています。そして柱のところを、まるで耳なし芳一の念仏のようにびっしりと何かが書きこまれています。


IMG_3658 (640x480)

「立ち小便 禁止!!」


やはりそうでしたか。
ここのビルオーナーさんはよほどひどい目にあったのでしょう。この大規模の鳥居、さすがにここの前でやらかすやつはいないでしょう。しかし、これって既製品で売っているのでしょうか。


最後の一番奥にある鳥居を観察してみましょう。

IMG_3660 (640x480)


先ほどと比べると、柱の部分に違いがあります。そして柱と柱の間に「立ち入り禁止」と書かれています。これがご神体でしょうか。どう考えても、ここまでやるからには、相当ひどい目にあったのでしょう。


支部長は自称紳士なので、こんなマナー違反がないよう常に飲み屋を出る前は必ずトイレに行ってます。はい。


駅のホームで立ち食いうどん/不思議な出来事

支部長としては大変悩んだ上で書いています。はたして、物件と言えるのか?!
でもとても不思議な出来事に遭遇したものですから、皆様にお知らせしないわけにはいかないでしょう。

先日、小腹がすいたのでJR小倉駅の立ち食いのうどんでもと思い、1・2番線ホームへ行きました。小倉駅には1・2番線ホームと7・8番線ホームに立ち食いのうどん屋があります。長くどちらの「かしわうどん」が、おいしいかと論争になっていましたが、うえやまとちさんの「クッキングパパ」では7・8番線ホームのかしわうどんを取り上げていました。私も7・8番ホーム派です。と言うよりも1・2番ホームはほとんど行く機会が無かったのです。そこで何気なく今回、1度食べてみようと思いまして1・2番ホームの立ち食いうどんを食べて、食後の一服に喫煙室に入ってこの不思議な出来事に出会ったのです。

話が長くなりましたが、先ずは入室直後の写真をご覧ください。

生シイタケ1

ポツン  と、何か違和感があります。
その物体は、テーブル型の空気清浄機の上にありました。何なんでしょうこれは、少し近づいてみました。そしてそれは・・・・・。

生シイタケ5

これは、世にも有名な生シイタケではないでしょうか。なんでこんなところにあるのでしょうか。決してウケを狙った支部長のやらせではありません。何故ここに生シイタケがあるのでしょうか!?

もっと近づいてよく観察してみましょう。

生シイタケ2

うーん、「新鮮」と言うのでしょうか、厚みのある非常においしそうなシイタケです。しかしこれは鍋物の野菜を入れた大皿の上に乗っておくべきで、空気清浄機のテーブルの上にあるべきではありません。憤慨しながら観察を続けました。端っこが微妙に欠けています。どうしたのでしょう、ああ、それに石突がありません。

生シイタケ4


お腹がすいてかじったのでしょうか、謎が残ります。全く意味不明で支部長もこの顛末をどう締めくくればよいのか困惑しています。



結論としては、かしわうどんは黒崎・折尾・直方・若松・東郷駅の東筑軒の方が支部長としてはお勧めしたいということです。

ここでちょっとかしわの話をしてみましょう。「かしわ=鶏肉」ですが、「かしわ」という言い方は西日本だけの表現らしく、共通語ではないようです。かしわは鶏を肉にしたあとの状態ですから、もしかしたら「鶏の戒名」なのかもしれませんね。

人間でも生きているうちは、1人(ひとり)2人(ふたり)ですが、死んでしまうと1体(いったい)2体(にたい)、戒名が付いて骨壺に入ると1霊(いちれい)2霊(にれい)もしくは1口(いっく・いっこう)と数え方が変わるように、鶏は生きているうちは1羽2羽ですが、死んでかしわになると100g200gとなるわけですよねぇ。

赤鞄にドヤ顔で説明しましたが「へえー」と相手にされませんでした。ちなみに赤鞄も学生時代に立ち食いうどんを極めたらしく、彼女の一番は新下関駅だそうです。


生シイタケの謎は、誰か教えてください。




まちなか講座「ブラコクラ」~路上を観察してみよう(その1)

どうも、皆さまこんにちは。赤鞄です。

地下の闇組織のようにコソコソと小倉の路上を観察してはや一年。
塵も積もれば山となり、蓄えられた知識をちょこっと誰かに教えたくて、共感してもらいたくてブログを始めてはや一年。

「路上観察学会、なんか面白いじゃないですかー。ちょっと講座の講師でもしてみませんか」
と、某大学教授よりお声を頂き、褒められて調子にのって

「やりましょう」

と、孫正義ばりの返事から始まった「まちなか講座・ブラコクラ」。第一回目の報告です。


WeLove小倉ホームページ「ブラコクラ第一回講座開催」


我々が取りまとめるまでもなく、このようにピチッっと報告書を記載していただいて、まあ、有難いものです。
講座の事務局は北九州市立大学地域創生学群の学生さんです。どうも有難うございます。本当によく色々やってくれます。中にはなかなか鋭い眼をもつ若者もいて、今後が期待できます。



第一回目は「路上観察・トマソンとは」をメインに、このブログで紹介した物件等を「トマソン分類」に沿って説明し、その後は「路上観察の手順」を学び、路上へ飛び出す流れです。

境界


ヌリカベ


「トマソン分類」とは何ぞやをきちんと学ぶと、おのずと今まで普通に歩いていたまちなみが一転します。お店とお店の隙間がなんとなく気になって覗きこんだり、少し錆びついた物が気になったりし始めます。



日頃歩く場所こそ最も厚く日常性の「垢」が堆積していることに気がつくのです。


ブラコクラ1



第二回目のテーマは「地面」
トマソン分類でいえば、「アタゴ・地層・エコダ・壺庭」など。

そして「マンホール」
お楽しみに。









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