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路上観察学会小倉支部 a File of the ROJOH KANSATSU

紺屋町の『エコダ』

閉塞物を形状に合わせて、丹念に素材を加工し、ぴったりと隙間をふさがれた無用空間のことを、路上観察学会では『エコダ』と定義しています。


この物件は小倉北区紺屋町で採集した物件です。
この写真のどれがその『エコダ』なのでしょうか。
さっそく写真で観察してみましょう。

小柳前エコダ

L型側溝の段差を解消するために、縞鋼板(滑り止め付きの鉄板)でスロープを設置したのでしょうが、その側面の仕舞いが素晴らしく、ご覧のような『エコダ』が完成しました。



『エコダ』は、1973年に路上観察学会創設者のひとりである赤瀬川原平先生が、西武池袋線江古田駅のベニヤ板で塞いである使われなくなった切符売り場の窓口の様子を観察し、命名されました。そのベニヤ板は、長年の金銭の出し入れでくぼんでしまった石の表面にあわせて、必要以上に律儀に、そして微妙な曲線に切断されておりました。この江古田駅での採集にちなんでこのような物件を『エコダ』と名付たそうです。





もう少し、近づいて観察してみましょう。

エコダ


L形側溝という機能を喪失させないために、きちんと水の通り口を確保しています。
おそらく、現場打ち(現場でその形状に合わせて加工すること)で施工したのでしょう、定規を当てては切れない線がいい形を醸し出しています。
ガスで切ったようですね。いろいろ試行錯誤しながら切断した痕跡が散見されます。
まさに「いい仕事」といっていいでしょう。“ものづくりのまち”北九州の面目躍如といっていい物件でした。


最後にお詫びがあります、反対側にも『エコダ』があるのですが、写真撮影を失念してしまいました。今後、何らかのかたちで観察報告をさせていただきます。




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