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路上観察学会小倉支部 a File of the ROJOH KANSATSU

転写物件

小倉北区紺屋町にて採集した物件です。
『転写物件』とは~撤去された物体が隣接する壁面に遺した原寸大の影~と定義されています。

小倉の中心地は、間口が狭く、奥行きが長い俗に言う「ウナギの寝床」状の土地が多く見られます。今回の物件もこういう形状の土地にある物件です。
では早速写真で観察してみましょう。

紺屋町転写物件


かなり大規模な転写部件です。3棟か4棟の平屋建ての建物があったようです。原寸大の影に迫力がありますね。
この形状から見て、先に解体された建物があってその後ビルができたのでしょう。


さて、この物件で最も注目すべき点は、この2本の煙突です。
この2点に注目して、次の写真を観察してみてください。

転写、煙突。


まだビル側には残材が残っているのが確認できます。
残材の一部が煙突よりビル側にあるのが確認できたでしょうか?
奥の細長い煙突は断言できませんが、手前の太く短い煙突はでは断言できると思います。

手前の煙突を詳細に観察してみましょう。屋根の転写部分より上部はさびが出ていますが、屋根より下については全くさびが出ていません。ということは、下部についてはほとんど雨に直接あたってないと考えられます。
煙突が室内を通っていたか、外壁に沿っていたかの確証はありませんが、この煙突は屋根を貫通して設置してあったと考えるのが合理性があると思います。
奥の細長い煙突についても、屋根の跡を境にしてさび方が違っていますので、たぶん手前の煙突と同様であったと考えられます。


今回、ビルが外壁の塗り替えを行うでしょうから、この煙突の運命は―。
まだ間に合うかもしれません。
一度自分の目で現地を観察して、推理して見られるのはいかがですか。



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