路上観察学会小倉支部 a File of the ROJOH KANSATSU

ど真ん中で分割な生き埋め蓋 (投稿物件)

会員№3 @lokipao 様

拝啓、梅花の候、時下ますますご清祥の段、お慶び申し上げます。
平素は格別のお引き立てを賜り、ありがたく厚く御礼申し上げます。
今回は、結構な物件をお送りいただき、重ねてお礼申し上げます。寒い折には、暖かい部屋で物件を鑑賞するのは、冬ならではの楽しみでもあります。

今回の物件は三郎丸のうどん屋さんの近くにあるアパートの駐車場で採集されたとのこと。駐車場の隅でにひっそりとたたずむ「生き埋め」、さぞや発見のお喜びは、ひとしおとお察し申し上げます。


それではさっそく、物件を拝見させていただきます。

三郎丸生き埋め 1

確かに下水道の「宅内ます」の上にコンクリートブロックの塀が作られています。通常、一般家庭から流される下水は、最初に宅内配管を通って「宅内ます」に運ばれます。この「ます」は通常、配管の合流点、勾配の変化する場所、配管の屈折部などに設けられます。配管内には、汚水や雨水に混じった髪の毛等のごみや泥等が混じっています。これがどうしても流れが変化するところにはたまりやすく、これを防ぐためにこのような場所には「ます」を設けて定期的にメンテナンスを行います。もし「ます」が無ければ、詰まった場所を探しながら配管を掘り返す工事が必要となってきます。

しかし、この蓋の開けられない「ます」では肝心のメンテナンスが・・・・・・?!


さらに、会員№3 @lokipao 様のご指摘の通り、この物件は「エコダ」の要件を兼ね備えています。

三郎丸生き埋め 2

確かに「ます」の大きさに合わせてブロックを加工して「エコダ」を形成しています。この周りに生えている植物は何でしょうか。スイセンのようにも見えますが、もうそろそろ花の咲く時期ですが、花が咲けばきれいでしょうね。

ちゃんと裏もチェックされていますね。

三郎丸生き埋め 3

裏は道路とのことですが、ますの高さから言うと道路の方が敷地より高いようですね。水の流れこみを防ぐという意味もあって塀を設置したのではないでしょうか。
「おれに仕事をさせれば、どこでも塀を作ってやるぞ」と言う職人の声が聞こえてきそうです。
「ますを少し動かして塀を造るべきであった」と思う日が来ないことを祈ります。

最後になりますが、広島現代美術館(広島現代美術館HP)の「路上と観察をめぐる表現史―考現学以後」展へのお誘いありがとうございます。私も1月27日の路上観察学会メンバーの藤森照信氏、林丈二氏、南伸坊氏、松田哲夫氏らのスライドトークにはぜひ参加したいと思いながら行けませんでした。
3月30日にアトリエ ワンのトークイベントがあるのでこれは行きたいなと思っています。ぜひご一緒しましょう。

三寒四温の季節、気温の変動が激しいので、ご健康にはくれぐれもお気を付けください。

        
                                                       敬具
   路上観察学会 小倉支部長

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